宇宙のふしぎ

流れ星の正体は? ― 願いごとの前に知りたい話

願いごとを三回となえる前に、消えてしまう流れ星。あのきらめきは、じつは「星」ではありません。宇宙をただよう小さな塵が、地球の大気に飛び込んで一瞬だけ光る現象なのです。正体がわかると、夜空がもっと楽しくなります。

かんたんな答え

まず結論から

流れ星は星ではなく、塵が大気で光る現象

宇宙をただよう小さな塵が、地球の大気に秒速数十kmで飛び込み、加熱されて光ったもの——それが流れ星です。光るのはおもに高度約100km〜70km。とくに明るいものは「火球」、燃え尽きずに地上へ落ちたものは「隕石」と呼ばれます。

もくじ
  1. 流れ星まわりの言葉を見分ける
  2. 流れ星が生まれるまで
  3. よくある誤解
  4. よくある質問

流れ星まわりの言葉を見分ける

流れ星・火球・隕石・流星群のちがい
流れ星(流星)宇宙の小さな塵が大気に飛び込み、一瞬だけ光る現象。星そのものではありません。
火球(かきゅう)流星のなかでも、とくに明るく光るもの。ふだんの流れ星よりずっと目立ちます。
隕石(いんせき)燃え尽きずに地上まで落ちてきたもの。流れ星の“残り”が地面に届いたすがたです。
流星群彗星が軌道に残した塵の帯を地球が横切るとき、たくさんの流星が現れる現象です。

どれももとは宇宙からやってきた小さな天体です。明るさや「地上に届いたかどうか」で呼び名が変わります。

図:塵は高度100km前後で大気に飛び込み、加熱されて光る。地表に届く前に多くは燃え尽きる。

流れ星が生まれるまで

  1. 正体は宇宙の小さな塵流れ星のもとになるのは、宇宙空間をただよう小さな塵です。多くは砂粒から小石ほどの大きさで、星のように大きな天体ではありません。
  2. 大気に突入し加熱されて光るその塵が地球の大気に秒速数十kmという猛烈な速さで飛び込みます。空気を圧縮して高温になり、まわりの空気とともに光ります。これが夜空に走る一筋の光の正体です。
  3. 群れは彗星が残した塵の帯彗星が軌道に残していった塵の帯を、地球が横切るときがあります。すると一度にたくさんの流星が現れます。これが「流星群」と呼ばれるものです。

よくある誤解

「流れ星は、星が落ちてきたもの」ではない

夜空の星と流れ星は、まったく別のものです。星は遠くで自ら光る巨大な天体ですが、流れ星の正体は宇宙をただよう小さな塵。それが大気に飛び込んで光る一瞬の現象です。ここを取りちがえると、火球や隕石との関係もわかりにくくなります。

  • 光っているのは塵そのもの——遠くの星が動いたり落ちたりしているわけではない。
  • 多くは一瞬で燃え尽きる——光るのはおもに高度約100km〜70kmのあいだ。
  • 地上に届けば呼び名が変わる——燃え尽きずに落ちたものは隕石になる。

よくある質問

流れ星は本当に「星」ではないのですか?

はい、星そのものではありません。流れ星(流星)の正体は、宇宙空間をただよう小さな塵です。その塵が地球の大気に飛び込み、加熱されて光ったものを、私たちは流れ星として見ています。多くは砂粒から小石ほどの大きさです。

流れ星はなぜ光るのですか?

塵が地球の大気へ秒速数十kmという速さで突入するためです。このとき空気を圧縮して高温になり、塵自身とまわりの空気がいっしょに光ります。光るのはおもに高度およそ100km〜70kmの高さで、多くは一瞬で燃え尽きてしまいます。

火球や隕石は流れ星とどう違うのですか?

火球は、流星のなかでもとくに明るく光るものを指す呼び名です。隕石は、燃え尽きずに地上まで落ちてきたものを指します。どちらももとは宇宙からやってきた小天体で、明るさや「地上に届いたかどうか」で呼び名が変わります。

流星群はどうしてたくさんの流れ星が見えるのですか?

彗星が軌道に残していった塵の帯を、地球が横切るからです。帯のなかにある多くの塵が次々と大気に飛び込むため、ふだんより多くの流星が現れます。いつ・どの方向に見やすいかは、流星群の観察ガイドで確認できます。

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出典

本記事の内容は、以下の一次情報をもとに記載しています。

文・編集
コペミル編集部
公開日