星空ガイド

スマホで星空を撮る方法

iPhone・Androidの基本設定と、写らないときの直し方

高価な機種より先に効くのは、レンズを拭く・固定する・夜景モードを確認するの3つです。星が写らない、線になる、ぼやける原因を切り分けながら、今夜そのまま試せる順番で説明します。

三脚に固定したスマートフォンで夜空の撮影準備をする様子
撮影の基本は「動かさないこと」。固定して撮る場面を表現した生成イメージです。

かんたんな答え

まずはこの4つ

拭く。切る。固定する。触らない。

  1. レンズを拭く
  2. フラッシュを切る
  3. 固定して夜景モード
  4. タイマーで撮って待つ

この記事のゴールは、天の川を作品のように撮ることではなく、今あるスマホで明るい星を小さな点として記録することです。

もくじ
  1. 撮影前30秒チェック
  2. どのスマホでも共通の5手順
  3. iPhone・Android別のポイント
  4. 写らないときの直し方
  5. 月を撮るときの違い
  6. 安全とマナー
  7. よくある質問

01

撮影前30秒チェック

設定を探し始める前に、写りを大きく変える4項目だけ確認します。

  1. 01

    レンズをやわらかい布で拭く

    指紋や皮脂が残ると、星や街灯のまわりが白くにじみます。設定より先に確認します。

  2. 02

    フラッシュをオフにする

    遠い空には届きません。手前の柵や地面だけが明るくなるため、星空では使いません。

  3. 03

    スマホを動かない場所へ固定する

    小型三脚が理想です。なければ、落下しない安定した台に置き、撮影中は触れません。

  4. 04

    夜景モードとタイマーを確認する

    対応機種では夜景モードを使い、使える範囲で短いセルフタイマーを設定します。

02

どのスマホでも共通の5手順

機能名が違っても、撮る順番はほぼ共通です。

  1. 街灯を画面から外し、撮る方向を決める

    強い光が直接入ると空が白くなり、星が埋もれます。建物や木で街灯を隠し、空を広めに入れます。

  2. 固定して、フラッシュを切る

    三脚や安定した台へ置きます。手すりの上など、落下や通行の妨げになる場所は避けてください。

  3. 夜景モードを選び、タイマーを使う

    夜景モードが自動で有効になる機種もあります。タイマーは機種で選べる最短の遅延を使えば十分です。

  4. 遠くへピントを合わせ、露出を確認する

    星を認識しないときは、月や遠くの街灯などでピントを合わせます。空が白ければ露出を少し下げます。

  5. 撮影中は触らず、撮れた写真を拡大する

    撮影が終わるまで待ち、星が点に写っているか確認します。線になったら、固定方法から見直します。

03

iPhone・Android別のポイント

画面の表示は機種やOSで変わります。ここでは公式案内で共通して確認できる基本に絞ります。

iPhone

ナイトモードが有効になったことを確認

対応しているiPhoneでは、暗い場所でナイトモードが自動的に有効になります。表示や選べる露光時間は機種・OSで異なります。

  1. 黄色いナイトモードのアイコンと撮影時間を確認する
  2. スマホを固定し、使える場合は露光時間を調整する
  3. 遠くの対象を長押ししてAE/AFロックし、必要なら露出を下げる
  4. シャッターを切ったら、撮影終了まで動かさない
公式手順を確認する(新しいタブで開きます)

Pixel・Android

夜景モードの名称と動きを確認

Androidは機種差が大きく、夜景・ナイト・Night Sightなど名称もさまざまです。Pixelの対応機種では、暗い場所で固定すると天体写真モードへ移行します。

  1. カメラの夜景・ナイト系モードを選ぶ
  2. PixelはNight Sightを開き、三脚などで完全に固定する
  3. 天体写真モードが表示される機種は、切り替わるまで待つ
  4. 表示されない場合も、夜景モードのまま動かさず撮影する
公式手順を確認する(新しいタブで開きます)

04

写らないときの直し方

症状から原因を一つずつ切り分けます。最初からすべての設定を変える必要はありません。

星がほとんど写らない

考えられる原因

街灯・雲・月明かりで空が明るい、または夜景モードが使われていない可能性があります。

まず試すこと

光源を画面から外し、夜景モードを確認します。条件が変わらなければ、撮る場所や時間を変えます。

星が線になっている

考えられる原因

撮影中にスマホや台が動いた可能性があります。

まず試すこと

固定を見直し、タイマーを使って、撮影終了までスマホや三脚に触れません。

全体がぼやける

考えられる原因

レンズの汚れ、手ブレ、暗所でのオートフォーカス迷いが考えられます。

まず試すこと

レンズを拭き、遠くの明るい対象でピントを合わせてから空へ向けます。

空が白い・ノイズが多い

考えられる原因

街明かり、露出の上げすぎ、撮影後の強い補正が影響します。

まず試すこと

露出を少し下げ、編集では明るさだけでなく黒レベルやノイズの見え方も確認します。

月が白い丸になる

考えられる原因

月は星空よりずっと明るく、星空向けの露出では白飛びしやすくなります。

まず試すこと

通常の写真モードも試し、月をタップして露出を下げます。星空とは別の設定で撮ります。

05

安全とマナー

暗い場所ほど、写真より先に足元と周囲を確認します。

三脚と画面の光を、周囲の人へ向けない
  • 道路上、通路、水辺、崖の近くへ三脚を置かない。
  • 私有地や立入禁止区域へ入らず、施設の利用時間を守る。
  • 住宅や人へカメラを向けず、画面の明るさと声を抑える。
  • 移動時は安全を確認できる明るさのライトを使い、観察時だけ暗くする。

よくある質問

三脚がなくても撮れますか?

撮れますが、手持ちではなく、落下しない安定した台へ置いてください。スマホスタンドや自撮り棒の三脚機能も使えます。手すりの上や通路など、安全を確保できない場所には置きません。

古いスマホや安い機種でも星空は撮れますか?

機種によります。夜景モードがあれば試しやすく、対応していなくても月や明るい星を記録できる場合があります。暗い星をたくさん写せるとは限らないため、まず固定して一枚撮り、結果を確認してください。

街なかでも星は撮れますか?

月や明るい星は撮れます。多くの星を写したい場合は、街灯を直接入れないことに加え、空の暗い場所や月明かりの弱い時間を選ぶほうが有利です。

ズームして撮ってもいいですか?

星空全体は広角側で撮るのが基本です。デジタルズームは画質が落ちやすいため避けます。複数のカメラを持つ機種では光学的に切り替わる場合もありますが、暗所性能はレンズごとに異なります。

星が点にしか写りません。失敗ですか?

いいえ。星が小さな点として写るのは自然で、ブレを抑えられたサインでもあります。星が線になったり全体がぼやけたりしたときは、固定とピントを見直してください。

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出典・確認資料

機種やOSで画面表示が変わるため、撮影前に端末メーカーの最新案内も確認してください。

文・編集
コペミル編集部
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次回確認予定:。端末仕様の変更が確認された場合は前倒しで更新します。