星座早見盤の使い方|日付と時刻で今夜の星座を読む

星座早見盤は、日付と時刻を合わせるだけで「今この空に出ている星座」が分かる道具です。電池も電波もいりません。基本の使い方を、はじめての方向けにゆっくりたどっていきましょう。

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夜空の下で星座早見盤を手に持ち、空にかざして見比べているようす

かんたんな答え

まず結論から

日付と時刻を合わせ、見たい方角を下にして頭上にかざす

日付の目盛りと時刻の目盛りを回して観察日時を重ねると、楕円の窓に「今の空」があらわれます。あとは向きたい方角を手前(下)にして盤を持ち、そのまま頭上にかざして実際の空と見比べるだけ。盤を頭上にかざすと実際の空と左右が一致します(机の上で平らに見ると東西が逆に見えます)。窓の星の並びと空の星の並びが重なれば、いま見えている星座が分かります。

もくじ
  1. 星座早見盤の各部
  2. 使い方の4ステップ
  3. デジタル版・季節の星座へ
  4. よくある質問

星座早見盤の各部

まずは盤の作りを知っておくと、操作がぐっと分かりやすくなりますよ。多くの星座早見盤は、回転する2枚の盤と、星空がのぞく楕円形の窓でできています。

星座早見盤の各部とその役割
各部役割
日付の目盛りぐるりと並んだ月日の目盛り。観察する日付をここで合わせます。
時刻の目盛りぐるりと並んだ時刻の目盛り。観察する時刻をここで合わせます。日付と時刻を合わせて使い、どちらが回る盤かは製品によって異なります。
方位(東西南北)窓のふちに記された方角。実際に向く方角を下にして持つための目印です。
地平線の窓楕円形にくり抜かれた窓。ここに出ている星空が、その日その時刻に見える空です。

星座早見盤は使う土地の緯度に合わせて作られています。日本で使うときは、日本の緯度に対応した北半球用の盤を選んでくださいね。

明るい机の上に、星座早見盤、赤色ライト、ノート、鉛筆が置かれている。

使い方の4ステップ

夕方の庭で、手に持った星座早見盤を頭上にかざし、実際の空と見比べている。

覚えることはシンプルです。順番に進めれば、今夜の空がそのまま読み解けますよ。

  1. 日付と時刻を合わせる日付の目盛りと時刻の目盛りがあり、両方の盤を回して、観察する日付と時刻をぴったり重ねましょう。たとえば10月15日の20時に見るなら、「10月15日」と「20時」の目盛りをきっちり合わせます。空の星は1時間で約15度ずつ動くので、時刻が1時間ずれると盤と空もそのぶんずれてしまいます。分単位まで神経質になる必要はありませんが、目盛りは正確に重ねておくのがコツですよ。どちらが回る盤かは製品によって異なります。これで盤のセットは完了です。
  2. 窓に出た星空が「今の空」楕円の窓にあらわれた星座が、その日その時刻に空に出ている星空です。窓の中央が頭の真上(天頂)、ふちが地平線にあたりますよ。窓からはみ出した星座は、まだ昇っていないか、すでに沈んだあとということ。夏なら「はくちょう座」や「こと座」、冬なら「オリオン座」など、その季節の星座が窓のどのあたりに来ているかを、まず眺めてみましょう。
  3. 向く方角を下にして持つ実際に向いている方角の文字が手前(下)に来るように、盤を回して持ちましょう。南を向くなら「南」を下に、北を向くなら「北」を下に。これで盤と空の向きがそろいます。ここでよくあるのが、盤を地図のように水平に持ってしまう失敗です。そのまま見ると東西が左右逆になってしまうので、必ず次のステップのように頭上へかざしてくださいね。
  4. 頭上にかざして照合する盤を顔の上に持ち上げ、空にかざして見比べてみましょう。頭上にかざすと窓の左右が実際の空と一致します。窓の星の並びと、実際の空の星の並びが重なれば、いま見ている星座が分かります。屋外に出てすぐは目が暗さに慣れていません。10分ほどたつと暗い星まで見えてくるので、あせらず目を慣らしながら照合すると見つけやすいですよ。
方角と高度がうまく合わないときは

盤と空がずれて見えるときは、たいてい向いている方角が合っていません。実際の方角の確かめ方や、星が空のどのくらいの高さにあるか(高度)の読み方は、方角と高度の読み方でくわしく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

よくある質問

盤のどちら側が北ですか?

星座早見盤の窓のふちには東西南北が記されています。持ち方の基本は、自分が向いている方角の文字を手前(下)にして持つことです。たとえば北の空を見るなら「北」を手前(下)にします。最初は方位磁針やスマートフォンの方位機能で実際の方角を確かめておくと、迷わず合わせられますよ。

方角の合わせ方が分かりません。

見たい方角に体を向け、その方角の文字(たとえば南)が手前=下に来るように盤を回してみましょう。盤を頭上にかざすと、窓の下側が地平線、中央が頭の真上に対応します。実際の方角を確かめる手順は、方角と高度の読み方の記事でくわしく紹介していますよ。

星座早見アプリと何が違いますか?

星座早見盤は電池も電波も不要で、暗い場所でも壊れにくく、空の全体像をひと目でつかめるのが強みです。いっぽうスマホアプリは、かざした方向の星座を自動で表示してくれる手軽さがあります。両方を補い合って使うのがおすすめで、デジタル版の選び方は星座アプリの記事で紹介していますので、あわせてチェックしてみてください。

初心者でも使えますか?

もちろん使えます。覚えることは「日付と時刻を合わせる」「向く方角を下にして頭上にかざす」の2つだけです。まずは北極星や、冬のオリオン座・夏のさそり座の一等星など、明るくて見つけやすい目印から照合してみると、空の読み方に早く慣れますよ。慣れないうちは、明るい一等星どうしを結んで大きな形をたどると迷いにくくなります。

赤いライトを使うとよいのはなぜですか?

暗い場所では、人の目はしだいに暗さに慣れて弱い光まで見えるようになります。ところが白い光を見ると、この慣れがリセットされて元に戻るまで時間がかかってしまいます。赤い光は目の慣れをこわしにくいので、盤の目盛りを確認するときは赤いライトや、明るさを落としたスマートフォンを使うのがおすすめです。星もライトも見やすくなりますよ。

夏と冬で盤を買いかえる必要はありますか?

その必要はありません。星座早見盤は1枚で一年じゅうの星空をカバーしています。日付と時刻の目盛りを合わせなおすだけで、春夏秋冬どの季節の空も同じ盤で読めます。買いそろえるのは、使う土地の緯度に合った北半球用を1枚だけで十分ですよ。

出典

本記事の内容は、以下の一次情報をもとに記載しています。

この記事を書いた人

コペミル編集部星空ソムリエ

YouTube・TikTokで月間1,000万回以上再生される星空動画メディア「宇宙のテルコ」。 星空ソムリエの資格をもつ星好きスタッフが、天文の一次情報にあたりながら、知るほど夜空が楽しくなる——そんな話を、やさしい言葉でお届けします。

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