12/24【スーパームーン(最も近い満月)】とは?
2026年の見どころや観測ポイントを
わかりやすく解説!

スーパームーン(最も近い満月)のイメージ

「スーパームーン」は、満月につけられた呼び名のひとつです。ふだんの満月と何が違うのか、気になる方も多いのではないでしょうか。この記事では、呼び名の意味と天文学での扱い、2026年の見ごろの日付と方角、どのくらい大きく見えるのか、観察と撮影のポイントまで解説します。2026年のほかの満月の日付もあわせて確認できます。

「スーパームーン」とは、どんな満月?

スーパームーン(Supermoon)は、月が地球に近づいたタイミングで満月になったものを指す呼び名です。月が地球のまわりを回る道はわずかにつぶれた円のため、地球との距離はひと月のあいだに変化します。

冬の澄んだ夕空に高くのぼった、明るい満月

この呼び名は天文学の正式な用語ではなく、報道などで使われてきた通称です。どこまでを含めるかを決めた基準もないため、国立天文台は「その年で最も地球に近い満月」という言い方でこれを扱っています。2026年は、12月の満月がこれにあたります。

12月は空気が乾き、水蒸気やちりが少ない夜が続きます。同じ満月でも、輪郭のくっきりした姿を見られる日が冬には多くなります。

スーパームーンはいつ・どの方角で見られる?

2026年のスーパームーンが見ごろになるのは、12月24日ごろの夜です。日の入りのころに東の空からのぼり、真夜中ごろに南の空で最も高くなって、明け方に西へ沈みます。

月の出の時刻は地域によって少しずつずれますが、満月はどこでも日の入りと入れかわるようにのぼるため、見はじめの目安は変わりません。当日の天気は「今夜の星空」で地域を選んで確認できます。

12月の満月が通るのは、夏の太陽と同じくらい空の高いところです。冬至のころの太陽は一年でいちばん低い空を通り、満月はちょうどその反対側にいるからです。建物や木にさえぎられにくく、市街地でも見つけやすくなります。

住宅街の屋根の上、高く晴れた冬空に見える満月

2026年のスーパームーンは、どのくらい大きい?

スーパームーンとふだんの満月の違いは、その夜に見くらべられるものではありません。満月はひと月に一度しか現れず、くらべる相手が同じ夜の空にないからです。その年で最も近い満月と最も遠い満月では、見かけの直径に約14%、明るさに約3割の差があります。これは両端どうしの差で、ふだんの満月との差はこの半分ほどです。

となりあう月どうしは距離の差が小さく、写真を並べても違いは見分けられません。同じ場所から同じ倍率で撮っておけば、次に最も遠い満月がめぐってきたときに、写真を並べて確かめられます。

スーパームーンの観察と撮影のポイント

満月は街明かりの下でも明るいので、場所は選びません。遠くまで見通せなくても、頭上が開けていればじゅうぶん見えます。のぼりはじめの低い月から追いたいときだけ、東の空が開けた向きを選びましょう。見上げる角度が深くなるため、腰を下ろせる場所だと首が楽になります。

冬の夜、厚着をしてベランダから満月を見上げる人

双眼鏡を使うと、縁のクレーターや「海」と呼ばれる平らな地形まで見えてきます。倍率は7〜10倍あれば十分です。高くのぼった月ほど通り抜ける空気の層が薄く、像が落ち着いて見えます。

月と地上の風景を一緒に写せるのは、のぼりはじめと沈むころに限られます。夜が更けるほど月は高くなり、空だけの構図になってしまいます。明るさの設定やズームの使い方は「月の撮り方」ガイドで解説しています。

持ち物と、夜のあんぜんメモ

  • 双眼鏡(倍率7〜10倍)。高い月を見上げたまま構えるので、首から下げられるストラップがあると楽
  • 折りたたみ椅子やレジャーシート。見上げる角度が深く、立ったままだと首が疲れる
  • スマートフォンは低温で電池が減りやすいので、出かける前に充電しておく

今夜どう見える?

当日の雲量や月明かりは「今夜の星空」で、地域を選んで確認できます。曇りのときは、次に見やすい夜もご案内します。

今夜の星空を見る

よくある質問

12月の満月は「コールドムーン」とも呼ばれますが、スーパームーンとは別のものですか?
呼び名の種類が違います。コールドムーンは12月の満月につけられた季節の呼び名で、毎年12月の満月がこれにあたります。スーパームーンは月と地球の距離による呼び名で、どの月にあたるかは年によって変わります。2026年は、この二つが同じ満月に重なります。
地平線の近くの月は大きく見えますが、それがスーパームーンですか?
いいえ、別のものです。のぼったばかりの月が大きく見えるのは「月の錯視」と呼ばれる目の錯覚で、写真に撮ると高いところの月と同じ大きさで写ります。毎月の満月でも同じように見えるため、地球との距離とは関係がありません。
12月は天気が崩れやすいですが、見られますか?
冬は日本海側で雲が広がりやすく、太平洋側は晴れる日が多くなります。同じ日でも地域によって条件が大きく変わるのが、冬の空の特徴です。満月は明るいので、薄い雲ごしにぼんやりと見えることもあります。
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コペミル編集部監修:星空ソムリエ

公開:2026-06-17 / 最終更新:2026-06-17
情報の確認日:2026年6月17日

情報源

国立天文台は、その年で最も近い満月と最も遠い満月の見かけの大きさの差について、肉眼では見分けにくい程度と説明しています。