星空ガイド

明るい星はどれが惑星? ― 金星・木星・土星・火星の見分け方

空でひときわ明るく光るあの星は、じつは惑星かもしれません。金星・木星・土星・火星は、3つの手がかりで肉眼でも見分けられます。

夕暮れの薄明の空に、ひときわ明るく白く輝く金星が低くかかっている

かんたんな答え

まず結論から

惑星は、瞬きにくい・黄道沿い・色で見分ける

恒星はチカチカとまたたきますが、惑星は恒星に比べると瞬きにくく、落ち着いて光ります(惑星は面積を持つため瞬きが平均化されるためです)。ただし地平線近くの低い空では惑星も瞬くことがあります。さらに惑星は太陽の通り道(黄道)の近くに並び、金星は白く、木星は非常に明るく、土星は黄色っぽく控えめ、火星は赤っぽい、と色や明るさにも特徴があります。この3つを合わせると、肉眼でもかなり見分けられます。

もくじ
  1. 4惑星の見分け早見表
  2. 惑星を見分ける4ステップ
  3. 今どの惑星が見える?
  4. よくある質問

4惑星の見分け早見表

肉眼で見やすい4つの惑星の、見え方の目印です。光の種類そのものを見分けたいときは、星・惑星・人工衛星の見分け方も合わせてどうぞ。

金星・木星・土星・火星の見え方と探し方
惑星見え方探し方のヒント
金星白く、まばゆいほど明るい夕方の西の空、または明け方の東の空に低く輝きます。星の中でいちばん明るく見えます。
木星白っぽく、非常に明るい金星の次に明るく、夜空でとても目立ちます。落ち着いた強い光が特徴です。
土星黄色っぽく、控えめな明るさ木星よりおとなしい光。まわりに明るい星がないときほど見つけやすくなります。
火星赤っぽい・オレンジ色色味で見当がつけやすい惑星。明るさは時期によって大きく変わります。

惑星がどの方角・どの高さに見えるかは日によって変わります。方角や高度の読み方は方角と高度の読み方で確認できます。

惑星を見分ける4ステップ

  1. とても明るい星に注目するまずは空でひときわ目立つ、明るい光をひとつ選びます。惑星は太陽の光を反射して輝くため、まわりの星より明るく見えることが多いからです。
  2. またたくか確かめるじっと見て、チカチカと細かくまたたいていれば、それは遠くの恒星です。逆に、恒星に比べると瞬きにくく落ち着いて光っていれば惑星の可能性が高くなります(ただし地平線近くの低い空では惑星も瞬くことがあります)。
  3. 太陽の通り道(黄道)沿いを探す惑星は、太陽や月が空を横切る道すじ(黄道)の近くに並びます。空の高いてっぺん付近より、その帯に沿って探すと見つけやすくなります。
  4. 色で見当をつける白くまばゆければ金星、白っぽく非常に明るければ木星、黄色っぽく控えめなら土星、赤っぽければ火星、と色で当たりをつけられます。

よくある質問

空で一番明るい星は惑星ですか?

夜空でいちばん明るく見える星は、惑星であることがよくあります。とくに金星と木星は、どの恒星よりも明るく見えます。ただし、おおいぬ座のシリウスのようにとても明るい恒星もあるので、明るさだけで決めつけず、またたくかどうかや黄道沿いかも合わせて確かめると確実です。

惑星はいつも同じ位置に見えますか?

いいえ。惑星は太陽のまわりを回っているため、見える方角や時間帯、明るさが日や季節によって変わります。だから『この方角に出ている』という決まった位置はありません。今どの惑星がどの方角に見えるかは、今夜の星空でその日に合わせて確認できます。

惑星を見るのに望遠鏡は必要ですか?

見分けるだけなら肉眼で十分です。金星・木星・土星・火星はどれも肉眼で明るく見えます。土星の環や木星の縞模様まで楽しみたいときは双眼鏡や望遠鏡があると世界が広がりますが、まずは肉眼で『恒星に比べると瞬きにくい明るい星』を見つけるところから始めましょう。

今どの惑星が見えるか知りたいです。

今どの惑星がどの方角・高さに出ているかは、今夜の星空でその日に合わせて確認できます。さらに、惑星どうしが近づいて見える接近などの見どころは、天体ショーのページでまとめてチェックできます。

出典

本記事の内容は、以下の一次情報をもとに記載しています。

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更新日
事実確認日