5/6【みずがめ座η流星群】とは?
2026年の見頃や観測ポイントを
わかりやすく解説!

「みずがめ座η流星群」は、毎年5月に見られる流星群です。実際に何個くらい見えるのか、どこを見れば出会えるのか、気になる方も多いのではないでしょうか。この記事では、流れ星の正体と名前の由来から、2026年の見ごろ、空の見わたし方、観察のコツまで解説します。
みずがめ座η流星群とは?
みずがめ座η流星群は、ハレー彗星が残したチリの帯を地球が横切ることで起こる流星群です。秒速約66kmと速く、光の筋を長く引く流星が目立ちます。
母天体はハレー彗星です。76年に一度しか戻らない彗星ですが、そのチリの帯は地球の軌道と2か所で交わっていて、5月のこの流星群と、10月のオリオン座流星群を生んでいます。
つまり私たちは、年に2回、同じ彗星のかけらに出会っていることになります。ハレー彗星本体が次に太陽へ戻るのは2061年。それまでは、この2つの流星群が彗星との接点です。
みずがめ座η流星群はいつ見られる?
みずがめ座η流星群が極大(ピーク)をむかえるのは、5月6日ごろです。見やすいのは夜半すぎ〜明け方で、東京では04:30ごろ、放射点が南東の空でもっとも高くなります。
とはいえみずがめ座η流星群の流れ星は空のどこにでも現れるので、南東の空を見つめる必要はありません。
日本ではむずかしい流星群です。放射点のみずがめ座が明け方の低い空にしかのぼらないため、見える時間は日の出前の1〜2時間に限られます。南半球では条件がまるで違い、あちらでは主役級の流星群です。
2026年のみずがめ座η流星群は当たり年?
みずがめ座η流星群にとって2026年は、残念ながら、厳しい年になりそうです。月明かりが強く、暗い流星は見えにくい夜です(輝面 約85%)。月を背に、空の暗い方を見ましょう。
みずがめ座η流星群の放射点は、東京では04:30ごろに最高36度まで上がり、この高さは年ごとにほとんど変わりません(年による差を決めるのは月明かりのほうです)。
理論値(ZHR)は50と多いのに、日本での実感は1時間に5〜10個ほど。この差は放射点の低さから来ています。地平線の下に隠れてしまう流れ星が多いためで、月の条件がよい年でもこの上限は変わりません。
みずがめ座η流星群の観察のポイント
ねらうのは東の低い空が開けた場所です。海沿いや、東側に高い建物のない河川敷が向いています。低空を見るぶん、街明かりの影響も受けやすくなります。
起きる時刻は、日の出の2時間前を目安に。この流星群だけは、夜更かしではなく早起きの行事です。
場所の選び方、目を暗さに慣らす時間のとり方、寝ころぶ姿勢まで、流星群に共通する段取りは「流星群の見方と見頃」ガイドにまとめています。

今夜どう見える?
当日の雲量や月明かりは「今夜の星空」で、地域を選んで確認できます。曇りのときは、次に見やすい夜もご案内します。
よくある質問
- 「1時間に50個」と聞きましたが、本当にそんなに見えますか?
- いいえ、その数はそのまま見える数ではありません。空が完全に暗く、放射点が真上にあるという理想の条件をそろえたときの目安(ZHR)です。実際には街明かりや月明かり、放射点の高さで減ります。理論値は多いが日本では放射点が低く、暗い場所でも1時間あたり5〜10個ほどが現実的な目安です。
- 望遠鏡や双眼鏡は必要ですか?
- どちらも必要ありません。流れ星は空のどこに現れるか分からないため、視野のせまい道具はかえって不利になります。肉眼で空を広く見渡すのがいちばん確実です。
- 街なかのベランダでも見られますか?
- 見えますが、数はかなり減ります。街明かりの下では暗い流れ星が埋もれてしまうため、明るいものだけが見える形になります。数を楽しみたい場合は、街から離れた暗い場所へ行くほど有利です。