4/23【4月こと座流星群】とは?
2026年の見頃や観測ポイントを
わかりやすく解説!

「4月こと座流星群」は、毎年4月に見られる流星群です。実際に何個くらい見えるのか、どこを見れば出会えるのか、気になる方も多いのではないでしょうか。この記事では、流れ星の正体と名前の由来から、2026年の見ごろ、空の見わたし方、観察のコツまで解説します。
4月こと座流星群とは?
4月こと座流星群は、記録が紀元前までさかのぼる、古くから知られた流星群です。数は多くありませんが、明るいものの割合が高いのが持ち味です。
記録に残るかぎり、もっとも古くから知られた流星群です。紀元前の中国の文献にそれらしい記述があり、2700年近くにわたって同じ時期に流れ続けてきたことになります。
母天体のサッチャー彗星は、公転周期が約415年あります。前回地球に近づいたのは1861年で、次は2283年ごろ。いま見えているのは彗星本体ではなく、過去の通過が置いていったチリです。
4月こと座流星群はいつ見られる?
4月こと座流星群が極大(ピーク)をむかえるのは、4月23日ごろです。見やすいのは夜半すぎ〜明け方で、東京では03:39ごろ、放射点が南南東の空でもっとも高くなります。
とはいえ4月こと座流星群の流れ星は空のどこにでも現れるので、南南東の空を見つめる必要はありません。
放射点は、こと座の1等星ベガのすぐそばにあります。ベガが高くのぼる夜半以降が本番で、宵のうちはまだ低い位置です。数は多くありませんが、明るいものの割合が高いのが持ち味です。
2026年の4月こと座流星群は当たり年?
4月こと座流星群にとって2026年は、条件のそろった年です。月の沈んだ暗い空が約4.7時間つづく好条件です(輝面 約35%)。
4月こと座流星群の放射点は、東京では03:39ごろに最高88度まで上がり、この高さは年ごとにほとんど変わりません(年による差を決めるのは月明かりのほうです)。
4月下旬は、冬の透明度が失われて春霞の出やすい時期にあたります。もともと数が少ない流星群なので、空の暗さがそのまま見える数に響きます。街なかと郊外の差がとくに大きく出ます。
4月こと座流星群の観察のポイント
1時間に10個ほど、つまり6分に1個という見当です。数える楽しみ方ではなく、明るい一筋を待つ時間として構えるほうが、期待とのずれがありません。
春の夜はまだ冷え込みます。日中の暖かさに引きずられて薄着で出ると、30分ほどで動けなくなります。上着はもう一枚多めに持って出てください。
場所の選び方、目を暗さに慣らす時間のとり方、寝ころぶ姿勢まで、流星群に共通する段取りは「流星群の見方と見頃」ガイドにまとめています。

今夜どう見える?
当日の雲量や月明かりは「今夜の星空」で、地域を選んで確認できます。曇りのときは、次に見やすい夜もご案内します。
よくある質問
- 「1時間に18個」と聞きましたが、本当にそんなに見えますか?
- いいえ、その数はそのまま見える数ではありません。空が完全に暗く、放射点が真上にあるという理想の条件をそろえたときの目安(ZHR)です。実際には街明かりや月明かり、放射点の高さで減ります。空の暗い場所で1時間あたり10個ほど(明るい流星の割合が高め)が現実的な目安です。
- 望遠鏡や双眼鏡は必要ですか?
- どちらも必要ありません。流れ星は空のどこに現れるか分からないため、視野のせまい道具はかえって不利になります。肉眼で空を広く見渡すのがいちばん確実です。
- 街なかのベランダでも見られますか?
- 見えますが、数はかなり減ります。街明かりの下では暗い流れ星が埋もれてしまうため、明るいものだけが見える形になります。数を楽しみたい場合は、街から離れた暗い場所へ行くほど有利です。