11/12【おうし座北流星群】とは?
2026年の見頃や観測ポイントを
わかりやすく解説!

「おうし座北流星群」は、毎年11月に見られる流星群です。実際に何個くらい見えるのか、どこを見れば出会えるのか、気になる方も多いのではないでしょうか。この記事では、流れ星の正体と名前の由来から、2026年の見ごろ、空の見わたし方、観察のコツまで解説します。
おうし座北流星群とは?
おうし座北流星群は、南群と並ぶ「火球」の流星群です。両群の活動が重なる11月は、火球に出会えるチャンスが長く続きます。
おうし座の流星群には、南群と北群の2つがあります。どちらもエンケ彗星から生まれた同じチリの帯ですが、長い年月のあいだに帯が2本に分かれ、地球はその両方を横切っています。
分かれた2本は、地球の軌道に対してわずかに違う角度から飛びこんできます。そのため放射点が2か所になり、別々の流星群として数えられているというわけです。
おうし座北流星群はいつ見られる?
おうし座北流星群が極大(ピーク)をむかえるのは、11月12日ごろです。見やすいのは夜半ごろで、東京では23:56ごろ、放射点が南の空でもっとも高くなります。
とはいえおうし座北流星群の流れ星は空のどこにでも現れるので、南の空を見つめる必要はありません。
北群の極大は、南群のおよそ1週間あとにやってきます。どちらも極大がなだらかなので、11月に入ってから中旬までは、どの晴れた夜を選んでも大きな損はありません。
2026年のおうし座北流星群は当たり年?
おうし座北流星群にとって2026年は、またとない当たり年です。月の沈んだ暗い空が約10.7時間つづく好条件です(輝面 約10%)。
おうし座北流星群の放射点は、東京では23:56ごろに最高77度まで上がり、この高さは年ごとにほとんど変わりません(年による差を決めるのは月明かりのほうです)。
単独で見れば1時間に数個の小さな流星群です。ただし南群と合わせて考えると、11月は一年でもっとも火球の遭遇率が高い月になります。
おうし座北流星群の観察のポイント
南群と北群を見分ける必要はありません。どちらもおうし座の方向から流れてくるので、「11月はおうし座から火球が来る」と覚えておけば十分です。
この時期のおうし座には、アルデバランとすばるも出ています。火球が来ない夜でも、見上げるものには困りません。
場所の選び方、目を暗さに慣らす時間のとり方、寝ころぶ姿勢まで、流星群に共通する段取りは「流星群の見方と見頃」ガイドにまとめています。

今夜どう見える?
当日の雲量や月明かりは「今夜の星空」で、地域を選んで確認できます。曇りのときは、次に見やすい夜もご案内します。
よくある質問
- 「1時間に5個」と聞きましたが、本当にそんなに見えますか?
- いいえ、その数はそのまま見える数ではありません。空が完全に暗く、放射点が真上にあるという理想の条件をそろえたときの目安(ZHR)です。実際には街明かりや月明かり、放射点の高さで減ります。1時間あたり数個ほど(ときどき明るい火球が見られる)が現実的な目安です。
- 望遠鏡や双眼鏡は必要ですか?
- どちらも必要ありません。流れ星は空のどこに現れるか分からないため、視野のせまい道具はかえって不利になります。肉眼で空を広く見渡すのがいちばん確実です。
- 街なかのベランダでも見られますか?
- 見えますが、数はかなり減ります。街明かりの下では暗い流れ星が埋もれてしまうため、明るいものだけが見える形になります。数を楽しみたい場合は、街から離れた暗い場所へ行くほど有利です。