
低い空 — のぼりはじめ・沈むころ
オレンジ色に見える
地平線近くの月は、空気の層を長く通り抜けます。青い光が散らされて赤〜橙の光が残るため、夕焼けと同じしくみで暖かい色に見えます。

「ブルームーン」は、ひと月のうちに満月が2回あるとき、その2回目の満月につけられた呼び名です。なぜ「ブルー(青)」と呼ばれるのか、気になる方も多いのではないでしょうか。この記事では、名前の由来と意味、2026年の見ごろの日付と時刻、のぼる方角と空の高さ、観察のポイントを解説します。2026年のほかの満月の日付もあわせて確認できます。
ブルームーン(Blue Moon)は、ひと月のあいだに満月が2回あるとき、その2回目の満月を指す呼び名です。ほかの満月の呼び名と違い、季節の出来事ではなく暦のうえでの回数から来ています。2026年の5月は月のはじめと月末に満月があり、月末のほうがブルームーンにあたります。
「ブルー」とありますが、これは月の色ではなく、めずらしさを表す言葉です。英語には「once in a blue moon」という言い回しがあり、めったに起こらないことのたとえに使われます。
満月から次の満月までは約29.5日です。ひと月の1日か2日に満月が来た月だけ2回目が入るため、ブルームーンは2年半から3年に一度しかめぐってきません。

2026年のブルームーンが見ごろをむかえるのは、5月31日(日)の夜です。満月になる瞬間は同じ日の夕方17時45分ごろで、そのとき月はまだ地平線の下にいます。日が暮れてのぼってくる月も、欠けはほとんど分かりません。
東京での月の出は19:04ごろ、日の入りの少しあとです。西の地域ほど月の出はさらに遅くなります。当日の天気は「今夜の星空」で地域を選んで確認できます。
当日が曇っても、前後2〜3日はほぼ満月のままです。ただしこの時期は月の出が1日1時間近く遅くなるので、翌日以降にずらすほど、のぼるのを待つ時間が長くなります。
5月末の満月は、真東から南寄りに離れた位置からのぼります。満月は太陽と正反対の方向にあるため、太陽が高くのぼる夏至が近づくほど、月は反対に低い空を通ります。
東京で最も高くなったときでも、地平線から約26度にとどまります。一年のうちでも低い部類にあたる高さです。
見上げる角度は浅くてすむかわりに、建物や街路樹にさえぎられやすくなります。どこから見るかが、その夜の見え方をいちばん左右します。

この満月は一晩じゅう空の低いところを通ります。ベランダからでは屋根や向かいの建物に隠れることがあるので、東から南の低い空が見通せる場所を選んでください。
低い月は、地上の空気を長く通り抜けてきた光です。そのぶん色が乗って黄色や橙に見え、まぶしさもやわらぎます。双眼鏡でのぞくと、満月には欠けぎわの影がないぶん、平らな円盤のように見えることも分かります。
低い月は街並みや木立と同じ画面に収めやすく、月の大きさが伝わる一枚になります。ひと月に2度めという珍しさを、風景と一緒に残しておけます。具体的な設定は「スマホでの星空撮影」ガイドにあります。


低い空 — のぼりはじめ・沈むころ
地平線近くの月は、空気の層を長く通り抜けます。青い光が散らされて赤〜橙の光が残るため、夕焼けと同じしくみで暖かい色に見えます。

高い空 — 真夜中ごろ
頭の真上に近いほど、光が通り抜ける空気は少なくなります。本来の白い光がそのまま届くので、青白く明るく輝きます。
ヒント:「赤い満月」は特別な現象ではなく、低い空の月が暖色に見えるだけです。時間をおいて高くのぼった月と見比べると、違いがよく分かります。
今夜どう見える?
当日の雲量や月明かりは「今夜の星空」で、地域を選んで確認できます。曇りのときは、次に見やすい夜もご案内します。
毎月の満月には、季節にちなんだ名前があります。気になる月をのぞいてみてください。
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